| 全員 |
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よほど困ったことがないと産婦人科って行きにくいですよねえ。 |
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| A子 |
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私なんか月経は順調だし、彼氏ともちゃんと避妊の話はしていて、産婦人科には将来お産以外では関わらないと思うのですが、産婦人科に病気以外でいくことってあるのかしら? |
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| ちかえ |
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産婦人科の医師はお産に関わったり ホルモンの調子を、更年期を上手に乗り終えるためのお手伝いをするだけでなく 卵巣や子宮にできた腫瘍に対処する役割もあるのです。卵巣や子宮の腫瘍には良性のものと悪性のもの=癌があります。
その中で 今回は代表的な子宮癌についてお話しします。
子宮癌は進行してくると出血が止まらなかったりするトラブルがでてきますが、そんな症状がでる前に発見して初期の状態で治療を始めるととても経過のよいものなのです。 |
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| C子 |
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私の同級生が初期の子宮癌と診断されたそうですが子宮はとらなくてすんだらしいので
子供を作ることが出来るって喜んでいました。 |
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| ちかえ |
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そうなんです 特に子宮の入り口にできる子宮頸癌は膣から見えるところに発生するため、検査がしやすく早期発見できるのです。
子宮頚癌は早期発見の方法と効果的な治療法が確立していて、定期的に検査を受けることで癌の進行や癌による死亡を効果的に予防できる数すくない癌の一つなのです。 |
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| D子 |
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何にも症状がなくても検査はしてもらえるのかしら?
産婦人科の先生に“何しにきたの?”と言われるんじゃないかな? |
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| C子 |
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そういえば 30才になった時 会社の健康診断の項目に子宮ガン検診が増えましたねえ。 |
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| D子 |
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うちは小さい個人でやっているお店だからそんな丁寧な健康診断はないんだけど… |
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| E子 |
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私のような専業主婦はもっとこまるわ。そう言えば保険所の健康診断のパンフレットにも書いてあったような気がするけど… |
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| ちかえ |
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子宮ガン検診だけの目的で、産婦人科に来診されるのは、大歓迎です。
また、厚生省が老人保健法という規則を作って、その中の保健事業の中に子宮癌検診の項目を盛り込んでいます。みなさんの住んでいる市町村(だいたい市単位)が請け負っていますが、30歳以上のその市町村に住んでいる女性に対し、保健所や検診車での集団検診をしたり、医療機関で検診を受ける人に対しても、子宮癌検診をにかかる費用の一部を負担してくれているのです。
会社の福利厚生事業だけではないのですよ。
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| E子 |
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税金や保健がそんなところで戻ってくるのね。なんだかうれしいわ。 |
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| ちかえ |
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日ごろ高い税金を収め、保険を給料から天引きされて悔しいと思っているでしょ?だから還元してもらわないと損ですよ!どんどん利用しなくっちゃ。といっても、適正な検診の間隔というものがあるのですが。 |
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| B子 |
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どれくらいの頻度で検診を受けたら 手後れにならないうちに見つかるのですか? |
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| ちかえ |
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一年に一回です。たとえば、なにか不調があって 産婦人科にいかれたら、前回の検査から1年以上経っていたら医師は“子宮癌検診もしときましょう”と聞いてくると思います。これは、余分な検査をしてお金儲けをしようとして言っているのではないのですよ。早期発見 早期治療を目指す医師として予防医学の立場で申し上げているので、できればその機会に検査を受けてください。 |
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| A子 |
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断ってもいいんですか? |
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| D子 |
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私は最近 月経が不規則で変な出血があるので産婦人科に行ったら、まだ半年くらいしか経っていないのに子宮癌の検査をうけましたよ。 |
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| ちかえ |
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一年以内にどこかで子宮ガン検診を受けたのなら、もちろん断ってもいいのですよ。
また、D子さんの場合、不正出血があれば私たちは子宮癌を除外しなくてはなりません。
特に言いにくいのですが更年期に差しかかっていらしゃるD子さんの場合とても紛らわしい出血がたびたびあると思われます。そういう時は半年毎にされてもいいと思います。
更年期の不正出血だからといって、 ほっておいた方に進んだ癌が発見されることが一番多く、早い時期に来てくださってればと残念に思うことが一番多いのです。 |
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| E子 |
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私なんかずっと前に閉経したから、もう産婦人科にお世話になることはないと思ってたのに… |
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| ちかえ |
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そんなことありませんよ。それこそ出血が会ったら癌を疑わなければなりません。
それに子宮癌より卵巣癌が非常に増える年齢になりますから、その注意も必要です。 |
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| B子 |
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私 結婚して2年目でやっと妊娠したみたいなんですけど、
あすにでも産婦人科に行こうと思ってるんですが、妊娠していてもガン検診するんでしょうか?また、妊娠中に癌が発見された場合、赤ちゃんはどうなるんでしょうか? |
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| ちかえ |
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良かったですねえ。おめでとう。
妊娠で来られた方にもだいたいの病院では子宮癌の検査を受けてもらっています。
一般に妊娠に関する費用は自費ですが 検診に対してはちゃんと保健で診療費をいただいているはずですからチェックしてみてください。また、妊娠して
初めて産婦人科に受診して子宮癌が発見されることがあります。だいたい1万人に10人くらいの確率で見つかっていると言われています。
但し 初期の状態なら、妊娠したままで経過を見て、多くの場合
ちゃんと赤ちゃんが抱けます。
妊娠という現象が癌を進めることはないという見解に達しているからです。怖がらずに、ちゃんと検査を受けてください。 |
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| B子 |
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手術はしなくていいんですか?また、分娩が終わってから手術を受ける事は可能でしょうか? |
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| ちかえ |
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検査の結果浸潤癌といわれる進んだ状態なら、残念ですが
妊娠していても子宮の摘出が必要です。
ただ、進んだ癌が発見されるのは1万人に一人です。その場合、直ちに手術を受けられることが最善策です。ただし
本人と旦那様のたっての希望で 危険を承知で分娩までもっていき、帝王切開と一緒に子宮を摘出したことがあります。でも主治医にとって、これはたまらなく気持ちの悪い状態です。
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| B子 |
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もし初期の子宮頚癌でそのまま妊娠を続けていて、おなかのあかちゃんに影響はないのですか? |
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| ちかえ |
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それは大丈夫です。
それよりむしろ、検査を繰り返すことが必要で、その時に多少の出血を伴ったりすることがあります。それに精密検査が必要な場合
子宮の頚部の肉片をとらなければなりません。
妊娠していない人でもこれは一緒なのですが、やはり出血ということとなれば切迫流産と紛らわしく、
受けられる方も検査をする方も神経質にならざるを終えません。特に妊娠中は出血しやすいのです。
その結果によって子宮を全部とらなくてはいけないか、病変のある部分を赤ちゃんをもったま直ぐに切り取る手術をするだけで良いか決まるのです。
其の手術で流産の確率は高くなるのも問題です。実際
ケースバイケースとも言えます。
何度も何度も 家族を含めて話し合う事になります。難しい問題ですね。 |
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| A子 |
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私は婦人科のお世話になる様な病気はしないから、婦人科とは無縁だわ。
子宮ガン検診だったら保険所でもしてくれるんでしょ?
それに会社の健診だって… |
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| ちかえ |
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会社の健康診断の場合は、30歳以上の人だけが対象になります。
それに 子宮癌検診だけなら、保健所での検診や会社での婦人科検診でもかまいません。産婦人科で癌検診を受けていただくと、その時詳しい内診や超音波の検査を一緒に受けることができます。ということは子宮や卵巣の状態を知ることができます。そして、婦人科検診の結果を直接医師の口から聞くこともでき、ついでにほかのことの質問もできます。ご自分の状態に合わせて、検診先を選んでください。 |
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| A子 |
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ということは30歳以上のおばさんの病気ということでしょ?
私はまだ若いから大丈夫。 |
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| ちかえ |
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子宮頚癌になられる方の年齢が若くなってきているのです。
というのは 子宮頚癌にはHPV(ヒトパピローマヴィールス)が大きく関わっていることがわかっています。
これは殆どsexの時に感染するのです。だから若いからといって、大丈夫とはかぎりません。 |
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| A子 |
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どんな診察をするのかなあ。心配です。 |
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| ちかえ |
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基本的には 内診台に上がっていただいて 膣の中や子宮の入り口をみます。そして 癌の発生する場所から 細胞をこすり取ります。こするというと痛たそうですが リラックスしていただくと決して痛いものではありませんよ。緊張して、下半身に思いっきり力をお入れになると逆に痛いのです。頭の中で 鼻歌でもうたっていただいているのがよいかも・・・
そのとき おりものや膣の異常があったら、その治療も始められます。これが産婦人科で受けることの最大のメリットです。保健所や会社検診、人間ドックでは治療は受けられません。ちょっとしたことでも 改めて産婦人科を受診しなくてはならないのです。 |
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| A子&B子 |
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独身の私たちにとって、検診のためだけに男の先生にかかるのはいやだなあ・・ |
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| ちかえ |
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そうなんですよねえ。病気ならともかく、 少し恥ずかしい気持ちはわかります。
その点私たち女医なら少しは安心して頂けるのではないでしょうか?皆さんのご住所に近い所にいらしゃる女医の先生方をご紹介できるネットワークをつくりたいと思っているのです。そうすれば検診の受診率はきっと高くなって、今以上に早期発見早期治療が可能になってくれればと願っているのです。
私たちの役割は 病気を治療することよりむしろ、予防することに大きなウエイトがかかっているのです。 |
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| 全員 |
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どれくらいの費用がかかるかですが・・・ |
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| ちかえ |
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まず 30歳以上の方なら ご自分の住んでいらしゃるところの産婦人科で、検診のみなら、なんと500円から1000円です。安い!と思いませんか?30歳以下の方や職場の近くなどで住居と違うところで受ければ
6000円位〜7000円のうちのあなたの保健負担分をかけてください、たとえば3割負担なら5000X0.3〜7000X0.3つまり、1600円位〜2100円くらいです。病院の規模や地域によって多少変わります。
そのほか 超音波の費用を保健適応でいただいていると思いますので、実際はもう少し高くなることがあります。どうですか?少しは安心していただけましたか?? |
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